プロの職人様から寄せられるお声で多いものの一つ、それは塗膜の「ふくれ」です。
「ふくれ」とは、その名の通り、塗膜が膨れ、ぽこっと盛り上がってしまう現象です。
原因にはさまざまなものがあり、使用した塗料、旧塗膜、塗装時の天候状況などを鑑みて追及していくことが必要です。
今回、実際にいただいたお客様のお声がこちらです。
『膨れてきてんねん。めくったらな、パターンは膨れてへんねんけど
トップが膨れてんねん。足場もばらしてもてるしな、、。』
高弾性の複層弾性塗材+水性のトップを塗装した現場でした。
上塗りの塗膜だけがふくれ、めくると水分が入りこんでいました。
考えられる原因はズバリ2つ!
【複層弾性材の乾燥不足】+【1日中降り続いた量の多い雨】!!
中塗りとトップの間に水分が入りこんでいた原因は中塗りが芯乾きしておらず、
水分が表面に上がってきたことと、量の多い雨による上塗りの水分透過のダブルパンチでした。
ちょうど塗装した日の前後には長く、量の多い雨が降っていました。
実はこの現象、他のお客様の現場でも起こっており、そのうち3件は
めくらず塗膜を乾燥させる(ほうっておく)
と共にに膨れが収まってきたというケースがありました!
今回もしばらく様子を見てほうっておいたところ、ふくれは収まりました!
紙テープでの密着テストも問題なし。
よかった~~ヽ(;▽;)ノ
しかし!塗膜内部を縦に水が通ってる所はふくれは収まりましたがシワが消えず、
ここは手直し必要でした。
本日の結論!!!!
【水分によるふくれはしばらく様子をみるべし!!!】
もちろん、乾燥させてもなおらないふくれはあります(>_<)
しかし、水分によるふくれは一度乾燥させて様子を見てみてくださいね(*^_^*)
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