モリエンのDIY・ペイント情報コラム — 本当にあったトラブル事例~プロ編~
赤色の塗料がピンク色に?!
投稿者 : ペンキ屋モリエン on
このコラムをカタカタ作成している本日は気温19℃!にして天候雨!のムシムシの1日です…ε=(・ε・`;A) 今日はそんな、雨に関するお話…。 ある日、モリエンに1本の電話が入りました。 プルルル…♪~♪~♪ モリエン「はい、モリエンです!」 職人さん「あ、こないだもらった赤色の外壁材やけど、雨でピンクになるんやけどそんな事例ある?」 ………(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!?!?!?! 聞けば、12月頃にビルの外壁を微弾性フィラー+水性外壁材の赤色で塗装。その後、お施主様より雨がふった後にピンク色に見えるとご指摘が入ったとのことでした。 メーカーさんに原因を確認すると、【 水性塗料の塗膜硬化不足による白ボケ!!! 】とのこと。 これは…??? 詳しく聞くと、 「ごくまれに起こる水性塗料の宿命の現象。水性塗料は本当に塗膜が完成するまで半年はかかる。その間に強い雨に打たれて樹脂と樹脂の結合部に水分が入ると、光の屈折によって白ぼけて見えるので赤がピンクに見えたんだと思う。」 12月の塗装で、まだ完全には塗膜が形成されていなかったために起こったトラブルだということでした…。 今回の事例は、雨による汚染ではなかったので晴れて塗膜に入り込んだ水分が蒸発するとまたもとの色に戻るといった状況でした。 すぐに対処するには、弱溶剤系の別塗料の同じ赤色で塗り替えるか元色に戻ったタイミングで、上から弱溶剤系のクリヤーをかける!この2つの方法がございます。 【 本日のまとめ 】濃い色、鮮やかな色を塗装する際は「弱溶剤」のペンキを使っていただくことをオススメします!! う~~~ん、今日も勉強させていただきました(~-~) 冬の気温が低いこの時期、水性塗料だけでなく硬化不足にはお気を付け下さいませ!! インスタグラムもやっています♪ https://www.instagram.com/morien1116/ 創業100年のペイントディーラー ペンキ屋モリエンTEL:078-511-5163FAX:078-891-8818メール:shop@morien.comインスタグラムもやっています♪https://www.instagram.com/penkiyamorien_official/
塗膜のふくれトラブル!
投稿者 : ペンキ屋モリエン on
プロの職人様から寄せられるお声で多いものの一つ、それは塗膜の「ふくれ」です。 「ふくれ」とは、その名の通り、塗膜が膨れ、ぽこっと盛り上がってしまう現象です。 原因にはさまざまなものがあり、使用した塗料、旧塗膜、塗装時の天候状況などを鑑みて追及していくことが必要です。 今回、実際にいただいたお客様のお声がこちらです。 『膨れてきてんねん。めくったらな、パターンは膨れてへんねんけどトップが膨れてんねん。足場もばらしてもてるしな、、。』 高弾性の複層弾性塗材+水性のトップを塗装した現場でした。 上塗りの塗膜だけがふくれ、めくると水分が入りこんでいました。 考えられる原因はズバリ2つ!【複層弾性材の乾燥不足】+【1日中降り続いた量の多い雨】!! 中塗りとトップの間に水分が入りこんでいた原因は中塗りが芯乾きしておらず、水分が表面に上がってきたことと、量の多い雨による上塗りの水分透過のダブルパンチでした。 ちょうど塗装した日の前後には長く、量の多い雨が降っていました。 実はこの現象、他のお客様の現場でも起こっており、そのうち3件はめくらず塗膜を乾燥させる(ほうっておく)と共にに膨れが収まってきたというケースがありました! 今回もしばらく様子を見てほうっておいたところ、ふくれは収まりました! 紙テープでの密着テストも問題なし。 よかった~~ヽ(;▽;)ノ しかし!塗膜内部を縦に水が通ってる所はふくれは収まりましたがシワが消えず、ここは手直し必要でした。 本日の結論!!!! 【水分によるふくれはしばらく様子をみるべし!!!】 もちろん、乾燥させてもなおらないふくれはあります(>_<) しかし、水分によるふくれは一度乾燥させて様子を見てみてくださいね(*^_^*) インスタグラムもやっています♪ https://www.instagram.com/morien1116/ 創業100年のペイントディーラー ペンキ屋モリエン TEL:0120-39-1116 FAX:078-891-8818 メール:shop@morien.com