お庭の顔でもあるウッドデッキはいつでもきれいな状態に保ちたいもの。
しかし、年数が経つにつれ、新築当初より色あせたり、木の表面がけば立ったりと
定期的にメンテナンスしたい箇所です。それが自分でできたら一番ですよね。
一見難しそうですが、ポイントを押さえれば初心者でも大丈夫!
初めてでも綺麗に塗装されている方がたくさんいらっしゃいます。
ご家族で塗装すると思い出になって尚いいですね。
ここではまず第一歩の塗料と道具の選び方を、わかりやすくまとめてみました。
1、まずは適切な塗料を選びましょう
「ウッドデッキ用の塗料が欲しいけど、種類がたくさんありすぎて
どれを選べばいいか悩んでしまう、、、」
こんなお声をよく聞きます。
たしかに、ウッドデッキの塗料は数多くのメーカーさんが出されていますし、
特徴もお値段も様々。
どれが一番自分の求めている塗料なのか、分からなくなってしまいますよね。
そんな時は、以下の順番で塗料を選びましょう!
※塗り替えの場合は以前と同じ塗料をご使用ください!
①仕上がりを選ぶ。
「木目を残した仕上げ」?それとも「塗りつぶし仕上げ」?
木部用塗料には、浸透性着色・ステイン塗料と呼ばれる「木目を残した仕上げ」になる塗料と、半造膜型着色・造膜型着色と呼ばれる「塗りつぶし仕上げ」になる塗料の2種類があります。 「塗りつぶし仕上げ」の方が顔料が多い分耐久性は高くなりますが、 木の風合いを活かしたい場合は「木目を残した仕上げ」がオススメ。
★ウッドデッキ等木の床の場合、造膜タイプの塗料を塗装すると木の動きに塗膜が追従することができず、はがれ・割れなどの原因になります。そのため、浸透性(ステイン)塗料の塗装をおすすめしています。
②機能を選ぶ
ウッドデッキは天候の影響も受けやすいため、高い撥水性・耐候性・防腐・防カビ性能等が付与できる商品があります。
商品によってすべての性能があるもの、ある性能に特化したもの様々なので、
地域の気候やご自宅の特徴などからどのような効果を求めるかで塗料を絞りましょう。
③価格で選ぶ
塗料選びの最後は価格です。
もちろん、お値段が高いものほど耐用年数が高いのはもちろん、原材料に自然のオイルを使用したもの等もあります。
小さなお子様がいて化学薬品を避けたい方は自然のオイルからできた塗料を選ばれることが多いです。
④色を選ぶ
現在のウッドデッキのお色はどんなお色ですか?
以前塗装した時の色よりも濃い色か、同じ色を選ぶようにしましょう。
濃い色の上から薄い色を重ねても、発色が綺麗に出ないことが多いです。
⑤容量を選ぶ
塗装するウッドデッキの平米数を計算しましょう。
平米数=縦m×横m
その平米分の塗料をお選びください。ほとんどの塗料は2回塗りで仕上げるので、
2回塗りで何平米塗れるかをチェックしてください。
ここで重要なのは、商品の塗装面積はあくまでも目安だということ!
私も以前ウッドデッキを塗装したとき、劣化が激しかったのか、
塗料をぐんぐん吸い込んで目安使用量の倍近く使ったこともありました。
劣化が少ない場合は塗料がよく伸びるので、余ることもあります。
上記の点をご理解いただいた上でお選びください!
上記の5ステップで塗料をお選びいただくとよいでしょう!
商品毎に特徴をまとめた表を作りましたので、ご参考にしてください!
2、塗装道具を揃えましょう。
塗料選びが終わったら、次は塗装道具です。
ホームセンターで販売されているものでもOKですが、一番お勧めなのは、
メーカーさんがその塗料用に作った塗装道具や、木部塗装に適した刷毛です。
誤った道具選びをしてしまうと、せっかく良い塗料もうまく仕上げられないこともありますので、
道具選びは重要です!
①広い面で大活躍!オスモ&エーデル社「コテバケ」
オスモ&エーデル社の「コテバケ」はウッドデッキ塗装で大活躍する道具です。
木目を残した仕上がりの浸透系(ステイン系)塗料はローラーで塗装すると、色ムラや塗りすぎになってしまうことがあります。
「コテバケ」は早く塗装できることに加え、初めての人でも塗りムラ無く適切な量が均等に一気に塗装できるのが特徴。
私がウッドデッキを塗装した時も大活躍しました(^^)/
オスモ&エーデル社の塗料ならもちろんのこと、他社の浸透系の塗料全般にもお使いいただけますよ(^^)/
オスモコテバケ
②細かいところは刷毛で!
木部用の刷毛を選びましょう!
キシラデコール等のステイン系は「名花」
オスモ社のウッドステインプロテクターには「オスモ筋違い刷毛」がいいでしょう。
刷毛の毛が抜けると塗料と一緒に固まってしまうので、塗料を付ける前に
刷毛を両手で挟んでくるくるっと回して抜けそうな刷毛を落としてから使うとGOODです!
③塗料を入れるバケット
缶を開けてそのまま刷毛を入れて使用することはおすすめできません。
刷毛の汚れが塗料に混ざってしまうので、余った塗料を次回使うことができなくなります。
また、缶のまわりに塗料が垂れてベタベタになってしまうので、使う分だけバケットに移して使うのが〇です!
④養生類、軍手
軍手は必須です!塗料はもちろん、木のトゲ等からも守ってもらえます。
また、マスカーやマスキングテープで養生をしっかり行いましょう!
⑤下地処理の紙ペーパー #120~#240
塗装前にけば立った表面を紙ペーパーでなめらかにしてください。
刷毛の引っ掛かりもなくなり、仕上がりが綺麗になります!
道具がそろったら、いざペイントです!
創業100年のペイントディーラー ペンキ屋モリエン
TEL:078-511-5163
FAX:078-891-8818
メール:shop@morien.com
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